- 1 :yomiφ ★:2013/05/28(火) 23:15:55.11 ID:???
■省略が生んだアトムの世界
手塚治虫の人気キャラクターが、ブラウン管の中で動き回る。昭和38年1月1日、
フジテレビで放送が始まった日本初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」は、多くの子供たちの
心をわしづかみにした。動くアトムの誕生は、50年にわたって独自の進化を遂げ、今や
「クール・ジャパン」の代表格となった日本のテレビアニメの幕開けだった。
■常識破りの手法
「『アトム』はアニメーションではなく、アニメです」
手塚は虫プロダクションのスタッフの前でそんな持論を語った。劇場用アニメが
「まんが映画」と呼ばれていた時代だ。「アニメーションをただ略しただけでは?」。
スタッフの一人で、その後「タッチ」や映画「銀河鉄道の夜」などを監督した杉井ギサブローさん(72)は、
手塚の真意が分からなかったという。
東映動画(現・東映アニメーション)を経て虫プロ設立に参加した杉井さんは、
幼少期にディズニーの「バンビ」を見てアニメ制作を志した。手塚は大のディズニーファン。
「すごい作品を作るはず」という期待とは裏腹に、手塚は常識破りの手法を次々と採用した。
セル画の枚数を減らすため、背景や動画を使い回したり、口や足といった体の一部だけを
動かしたり…。手塚が「アトム」で目指したのは、米国でも試行されていた
「リミテッド・アニメーション」の省略と合理化だった。
■新旧交差の現場
「一番はじめのころは、30分を7人くらいで作っていた。東映動画では200人ほどで
描いていた時代。驚異的なシステムだった」
セル画の多い「フルアニメーション」を経験してきた杉井さんは「紙芝居じゃないか」と困惑した。
しかし、完成した1話を見て感想は一変する。「物語性を前面に出せば、動かなくても面白い。ショックだった」
最高視聴率は40%超。おもちゃや文具といった関連商品が次々と発売され、他社も
相次いでテレビアニメに参入するきっかけとなった。「手塚先生は『アトム』を“発明”し、
日本に『アニメ』という産業を作り上げてしまった」と杉井さんは振り返る。
「手塚先生の本性は漫画家でもアニメ制作者でもなく、物語作家。物語を伝えることに
大きな興味があったからこそ、思いついた手法でしょう」。「機動戦士ガンダム」シリーズの
生みの親、富野由悠季(よしゆき)さん(71)はそう語る。
富野さんも昭和39~41年、アトムの演出などを手がけた一人だ。外部プロに作画を
注文する作業も担当した。外注先には、日本初のフルセル画アニメ「くもとちゅうりっぷ」を
手がけ、「日本のアニメーションの父」と呼ばれる政岡憲三といった大御所もいた。
「大アニメーターに向かって、手塚先生がアトムの描き方を講義する。僕はその橋渡し役ですから、
ある意味ひどい目にあった。しかも、できあがってきたものは極めてクラシックで、
リミテッドの方法と根本的に違う」と、当時の困惑を懐かしそうに語る。
実写志望だった富野さんは「アトム」の簡略表現に違和感も覚えていた。
「外注で『古くていい仕事』を見ることができたのは大きかった。『物語がしっかりしていれば
動かなくてもいい』と思う一方で、同じ漫画絵を動かすにしても、これだけ幅があると知った」
独立してアニメーターとして活躍したり、制作会社を作った虫プロ出身者は多い。
新旧文化と技術が交差する「アトム」の現場は、創造的な“学舎”でもあった。
(>>2へつづく)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130528/ent13052807580001-n1.htm - 35 :なまえないよぉ~:2013/05/29(水) 02:12:08.67 ID:V+DHNB7W
>>1
予算削減案を作り出したおかげで後世永遠とアニメーション作成でテレビ局が予算が少なくても出来ると思われてるのは手塚が原因と未だに陰口を叩かれる事になる。
- 2 :yomiφ ★:2013/05/28(火) 23:16:28.17 ID:???
■再び常識突破へ
日本動画協会によると、年間に放送・公開されるアニメは、テレビと映画合わせて
200作以上、関連商品を含む市場規模は1兆3千億円以上。「アトム」から半世紀、
日本は世界有数のアニメ大国となった。
ただ、富野さんは「人々がテレビアニメという媒体が抱える問題を疑わなくなった。
蛸壺(たこつぼ)にはまってしまっている」と苦言を呈し、「物語をいかに作るかで勝負しないと」と訴える。
前出の杉井さんは、デジタル表現の進化やネットの普及に触れ、「ほかのメディアと
同様にアニメも変わらざるを得ない。手塚先生が自由な発想で時代とシンクロしたように、
また、新しい挑戦ができる」と話す。
より時代に即した「伝える」方法を探して、常識に挑む。そんな手塚のDNAは、
新しい時代にも求められている。
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130528/ent13052807580001-p3.jpg
「当初はスタッフも少なく、切羽詰まるとまともに寝られない生活でした」と振り返る杉井ギサブローさん
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130528/ent13052807580001-p4.jpg
「手塚先生が『同じようなことをやっているから視聴率が落ちるんですよ』と怒ることもあった」と明かす富野由悠季さん
(了) - 3 :なまえないよぉ~:2013/05/28(火) 23:19:03.61 ID:TwTEY2J1
手塚先生が偉大なのはわかるけど、ちょっとオーバーじゃない?
- 4 :なまえないよぉ~:2013/05/28(火) 23:20:45.48 ID:dz7pci13
アニメの神様って感じで称えようってことだろうけど、
マンガの神様でええやん。
- 5 :なまえないよぉ~:2013/05/28(火) 23:22:43.46 ID:PS8gxWJp
>>3
ちゃんと記事読めばわかるけど、「アニメーション」じゃなくて日本的な「アニメ」の発明者ってことだから正しい
というかこの杉井ギサブローが話してる内容も有名すぎて、何で今更記事になったかよくわからんくらいだ
- 6 :なまえないよぉ~:2013/05/28(火) 23:23:12.72 ID:86XtpUul
内容的に新味はないけど、朝日でも先月?ほぼ同内容の記事見たな
- 7 :なまえないよぉ~:2013/05/28(火) 23:24:56.42 ID:KckHPxEd
手塚先生は偉大だわ
で、アニメーター に低賃金で過酷な労働を全て押し付けたんですね。
- 24 :なまえないよぉ~:2013/05/29(水) 00:47:08.51 ID:y5HuDAY4
>>7 必ず湧いて来るなぁこういう奴
わざわざ書き込むなら、虫プロ興亡記とか作画汗まみれ位は並読してるのかなぁ
ダンピングを繰り返してるアニメ会社の経営者の詭弁だって解るだろ
- 8 :なまえないよぉ~:2013/05/28(火) 23:25:50.93 ID:PqQyKwK+
虫プロの債権者が手塚治虫のことボロカスに言ってる番組見たことあるけど、経営者としては微妙だったんだなwと思った
- 9 :なまえないよぉ~:2013/05/28(火) 23:32:03.38 ID:BEP73azO
自己愛性症候群のご都合主義者に利用されないようにね。
- 10 :なまえないよぉ~:2013/05/28(火) 23:35:04.27 ID:BEP73azO
良いところにいけなかったら
仕事で見返すより
UCLA詐称をすることを選ぶ男の
教科書斜め読み指導デジタルアニメ。
手塚先生の名前も都合よく使っているな。
実際目ぇいっぱいお金かけて作画演出したギルクラより
FLASHアニメの鷹の爪や
低ポリゴン3DCGつきラジオトーク番組のようなgdgdが
たまに面白かったりするから
アニメは動いてこそ云々は一概には言い切れない
プロデューサーは常に費用対効果を考えてないといけない
オレはテレビの鉄腕アトム見て落胆したほうだけどな。ジャグル大帝も。
「手抜いてんじゃねぇよ!」と腹もたった。だからアニメは見なくなった。
マンガの方はずっと見続けたけど。
>>12
おまえ、いくつだよw
鉄腕アトムの初放送昭和38年だぞ
そのころ、トムとジェリーやポパイぐらいしか
テレビでアニメなんか見ることできないのに
どこが手抜きなのか判断できるほど年いってたのかよw
>>30
今年で72歳になりました(笑
団塊も飛び越してます。
でも、全然動かないアニメになんて、誰が見ても手抜きって感じるぞ。
それに居直っちゃったのが、大島渚の「忍者武芸帳」だったけど、
これも結局つまらんかった。
金を受け取ってたら数少ない上にアメリカのカートゥーンアニメみたいに一年の半分は再放送だっただろうな
フジが手塚ネタで一儲け企んでんの?
「トムとジェリー」や「ウッドペッカー」なんかも、最初はフルアニメで
面白かったけど、いつのころからリミテッドになっちゃって、動きだけ
じゃなく、ストーリーも手抜きがひどくなった。
未完の「森の伝説」ではリミテッドに批判的に見えたけど
確かに今はアニメはあって当たり前になってるしな
>>16
手塚治虫は物語志向で動きは紙芝居的な「アニメ」の発明者ではあるんだけど、
自分がアニメーションでやりたいのは実は動きであって話はどうでもいいと思っていて
自分の作り出した日本的な「アニメ」は必ずしも好意的に見ていなかったという
ちょっと矛盾を抱えているんだよ
この辺参照
http://www.style.fm/as/05_column/365/365_042.shtml
http://www.style.fm/as/05_column/365/365_043.shtml
http://www.style.fm/as/05_column/365/365_044.shtml
http://www.style.fm/as/05_column/365/365_045.shtml
?? 現在のアニメ界の状況についてはどう思いますか?
手塚 ひどいの一言ですね! 本当のアニメーションをだれも知らない、忘れてしまっているんですよ。
趣味でアニメをやる人でも、これだけは頭にたたき込んでほしい。アニメは“動き”の芸術なのだと。
「口パク」という言葉がある。テレビのアニメで、他はぜんぜん動かないのに、口だけがぱくばくしてセリフをしゃべっていることだ。
あるテレビアニメのファンが言ったのだが、「それほど動いてなくたって、口が動いているだけでもかまいません。
要するに、お話がおもしろければいいのです。お話で感動するアニメが私達には最高なのです」という意見は、ひどく間違っていると思う。
お話だけで感動して、動きがいらないのなら、それはマンガの本で感動すればいいし、紙芝居でもいいわけだ。
手塚 (略)つまり、「ヤマト」とか「あしたのジョー」なんかのアニメみている連中は、
アニメに何を求めるかというと、物語性じゃないかと思います。
小野 動きじゃないですね。
手塚 動きじゃないですね。動きがすきなのは玄人ですね。
だから、今度の「火の鳥」の場合に、すごく迷ったのは、これはいわゆるアニメにするか、
そういう興行上の商品として完璧な、今の観客に向く要素をもりこむか、そこらへんでものすごく悩んだですね。
手塚 もちろん。アニメで作りたいものはあるけれど、訴えたいものはないですね。
しいていえば、アニメの変身、変形、奇想天外な動作などの面白さをみせ、アニメそのものの面白さを訴えたい。
漫画は書物ですからね。訴えるものは、思想、人間の生きざま、いろいろですよ。
>>19
ヤマトとか明日のジョーはひどいって言ってるのか
よく動けば話がつまらなくてもいいっていうのもなぁ…
すごい人なんだろうが、手塚治虫は好きじゃない
>昭和38年1月1日、 フジテレビで放送が始まった日本初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」
日本初の連続テレビアニメは、昭和36年5月1日から始まったフジテレビの「インスタントヒストリー」
豆知識な
ディズニーのパクリですしwwwwwwwwww
アトムはミッキーのパクリな
>「物語性を前面に出せば、動かなくても面白い。ショックだった」
そして、紙芝居ムービーが、、、、
ドラゴン・ボールも、あの引っ張って引っ張って時間を稼ぐのは、
一種の手抜きだと思った。詰まらないのでDBもアニメは見ない。
Toy Storyを見た時は「ああ遂にフルアニメが戻ってきた」と感じた。
それが真理なんだよ
どんなにアニメのできが良くても、肝心の話が面白くないとつまらない
たまこまを見ろとw
クールジャパンは官製造語のただの天下り利権だからな
そういや世界最後のセル画制作サザエさんのデジタル回が多くなってきたね
目に優しい昔懐かしいセルアニメも完全終了も近いんだろうな…
昔、アメリカ製のテレビアニメで
口だけ実写の合成っていう気持ち悪いのがあったような
>>26>>28
セル画厨ざまあ
>>26
デジタルって折り紙一枚貼り付けたみたいな単調な色彩が味気ないよな
セル画はプロが塗っててもやっぱりムラがあってそれがいいんだなぁと
現状、双方の比較ができるサザエさん見てると思い知る
くもとちゅうりっぷや神兵あたりのアニメがもっと見たい
漫才かリアクション芸かみたいな話か
ナイツも凄いが出川も凄い
でも単独で見るならナイツかな
CATVでたまに白黒のアトムを放送しても、脚本が優れているから今の子供でも食い付くように見るんだよね。
それとは対照的に10代~20代の萌豚は「なにこれ?ヤシガニじゃん!」とか言ってロクに見もせず侮蔑するだけと。
ただし、ウランが出て来るとシコリ出すそうだけど。
話はどうでもとは必ずしも言ってないと思うが
あと、それで手塚の好き嫌い言うのは少し違う気がするわ、アニメは動かしてなんぼ、
と言ってるだけだろ
まだ、今の安給料で働かさせる罪を作った人間として叩く方が理解できる
手塚氏が画期的な発想で低予算アニメを作ったら、空前のアニメブームが到来、金に欲のくらんだ業者の餌食にされアニメーターがこき使われるようになったのは悲しい現実。
これは、手塚氏には何ら責任はない。
悪いのは仲介業者。
TVアニメ黎明期に手塚原作のビッグXというアニメを
TBSがケツ持ちして東京ムービー製作で作ったんだけど
原画料をアニメーターの言い値で尚且つ納期もアニメーター任せで
作っていったら一話つくる毎にとんでもない赤字になって
累積赤字で酷い目にあったという話は本で読んだ
それゆえ経理が鬼のように目を光らせるようになったのは
当時のアニメーターの自業自得ではないかと
人形劇団のひとみ座に人形動かすのも絵を動かすのも大して変わらんだろと
強引に製作させたTBSもTBSだと思うが
絵の全くの素人になんでもいいから製作しろと局が迫るほど喉から手が出るほど欲しいコンテンツであり
当時のTVアニメが絶大な人気を博したことの証明でもあるんだけど
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