神との関係性を高めることについて触れる。
まず、魂は輪廻転生を経て、様々なことを学ぶ。
最初は虫などの小動物に生まれ、中型動物、大型動物、人間・・・と
魂のレベルが上がるにつれて、より高等な動物に生まれ変わる。
俺のひいじいさんに当たる人は、
九州のえらいお坊さんで、京都に出て比叡山で修行し、お坊さんの道を行きつつ
当時には珍しく、西洋医学も学んでいる人だったらしい。
地元の田舎で、足腰たたない村人を、立てるようにしたりとか、
そういった不思議な力を使って人々を助けていたらしい。
書き溜めないし文章も下手だが許せ。
俺の親父は、科学が大好きな唯物論者で、ひいじいさんのそういう逸話を聞いて、
アホか、そんな非科学的なことがあるかよ。
と思っていた。
と、同時に、子供の頃から幽霊を見たりとか、超常現象によくあっていて、
そのたびに、「今の現象を科学の力を持って必ず解明してやる」
と決意を新たにしていた。
超常現象などという言葉は、科学が負けた気がして、許せなかった。
魂や神といった存在は、現代科学では証明できないが、自分がそれを証明することで、科学は発展し、
超常現象は自然現象になる、と考えていた。
そんな折に、親父はある現象に着目した。
インドのサイババが、何もないところから、ビブーティと呼ばれる聖粉
やら、仏像のようなものを発生させる、「物質化現象」だ。
エネルギー保存則をまったく無視した究極の超常現象だ。
そう考えた親父は、インドに赴き、サイババに会いに行くことにした。
しかし、サイババのいるアシュラムについた親父は落胆した。
サイババに直接謁見できるのは、多くの参拝者の中から選ばれた、
ほんの一部の人間だけだった。
サイババが出てくる広場に多くの参拝者が集まり、
伏礼する。そこに親父も行き、礼服する。
サイババは、手の中から聖粉ビブーティやら、
飴玉などを物質化しながら参拝者達に投げ渡し、
その中から、謁見する人を選んでいく。
親父は喜んで、サイババの謁見の間に赴き、
物質化現象が単なる手品じゃないか、何度も繰り返し確認させてもらった。
サイババはゆっくりと、分かりやすく、繰り返し親父に物質化現象を見せてくれた。
親父は手品のねたもある程度勉強していたが、
どうやっても手品であることは確認できなかった。
物質化現象は実在する、と認めざるを得なかった。
自分がそれを実現できるようにならねばならない、と考えた。
それから、親父は母と離婚して、
インドで修行僧となった。
物質化現象を実現出来るようになった。
結局のところ、
科学は物質界ではきわめて正しい学問であるが、
神の世界から物を取り出すそれは、科学では証明できない、
神は実在し、それにお願いすることによって、物質化現象は実現可能。
そのためには、神との関係性が大事であることが分かった。
【俺の親父が世界の真理を追求した結果】の続きを読む